【偉人のキャリア】『人を動かす』D.カーネギーの人生とは

やりたいことがないなら、色々してみるのもアリ

 

やりたいことをなくて困っている。どう動けばいいのかわからない。

そんな風に悶々とした日々を送っている人って多いのではないでしょうか。僕もそのひとりです。

今回は『人を動かす』、『道は開ける』といった自己啓発の名著を執筆したデール・カーネギーさんのキャリアを一緒にみていって、今後どうすれば良いかの参考にしていきたいと思っています。

 

名著『人を動かす』を知っていますか?

 

あなたは、世界で1500万部以上、日本で500万部を売り上げた大ベストセラーである『人を動かす』を知っていますか?

『人を動かす』では、豊かで幸せな生活を営むため人間関係の原則を体系的に教えてくれます。

この本が出版された1936年当時、人間関係の教科書は存在せず、著者のデールカーネギーさんが1から執筆したものとなります。そのため「人間関係の古典」とも称されています。

 

 

このブログでは、この本を解説することはしませんので、興味ある方は本を買ってみたり、youtubeにも要約動画がアップされているので見てみて下さい。ページ下部にURL貼っておきます。

ただここで押さえておきたいポイントは、著者のカーネギーさんは、アメリカにおいてはじめて、社会人教育や話術などを多くの大企業やビジネスパーソンにアドバイスをしてきたという点です。

彼はどのような経験を経て、それまで確立されていなかった分野の第一人者となったのでしょうか。一緒に見ていきたいたいと思います。

著者 D.カーネギーの歩んだキャリア

 

まず、驚くことにカーネギーさんは1908年に大学卒業後、最終的なキャリアとなる弁論術講師となるまで、以下のような仕事を経験しています。

  • 教師
  • セールスマン
  • 食肉業の会社員
  • 移動販売業
  • 劇団員

 

どうですか?結構多いですよね。講師になり、1913年に初めて本を出すのですが、大学卒業後の5年間で5つの職を始めては辞めていることになります。

彼は職を転々としたと、自分に一番合っている仕事は弁論術にあると感じたそうです。

それは彼の大学時代、研究した分野となります。彼は学生の時、運動能力的には他者より劣っていて、コンプレックスを抱えていたそうなんですが、弁論の才能は周りの人よりはあると感じ、熱しいんに学んでいたようです。

この経験が彼の中にあり、いくつかの職を経験した後、弁論術を初め社会人教育の分野へと活躍の場を広げることになりました。

 

興味のままやってみること

ここからは、おそらくの話になってしまうのですが、彼は最初やりたいことがなかったのだと思います。そして多くの仕事をしているうちに、自分に合わない仕事を見極めていきました。

結局、自分は何をしたいのか考え続けた結果、学生時代に勉強した弁論術にきっかけを見出すことになったんだと思います。

ただ、彼がすごいのは、当時確立されていない分野で旗を立てようと決めた決断力と実行力です。教科書も何もない時代に、雑誌・新聞・裁判切ろうをはじめ、心理学・哲学書などの学術書を読み、人間関係学を構築しました。

また当時の成功者、フランクリン・ルーズベルトなどの各界の名刺を訪ねて談話を集めたりもしたそうです。

そこまで彼を駆り立てたのは、弁論術で旗を立てたいという熱意だと思います。しかしその熱意を発見することができたのは、多くの仕事を経験したこととも考えられます。

日本には、「石の上にも3年」や「新卒は3年我慢しなさい」といった慣習があります。これはこれまでの多くの日本人が思ってきた考え方であり、大事なことかもしれません。

しかし、カーネギーさんの事例をみると、必ずしもそのような考えは正しいわけではなさそうです。色々と経験した結果、熱意を持って取り組めることが見つかれば挑戦してみるのも、良いのではないでしょうか。

それではまた!

 

参考URL

youtube動画:10分でわかる「人を動かす」 

https://www.biography.com/writer/dale-carnegie